みずほ銀行がメガバンクとして始めて2013年7月より開始したリバースモーゲージ。こんにちでは多くの金融機関が取り扱いをしてますが、まだまだ市民権を得た金融サービスは言えないでしょう。まだまだその知名度が低いためです。

 

リバースモゲージとは?

リバースモーゲージとは自宅を担保にしたローンの一種であり、自宅を所有しているが現金収入が少ないという高齢者世帯が、住居を手放すことなく現金収入を確保するためのサービスのことを言い、自宅保有者が自宅を担保に借金をし、毎月一定金額ずつ年金という形で現金を受け取り、契約満期か死亡時に金利もつけて借入金の返済を行うか、現金で返済できない場合は、金融機関は抵当権を行使し、担保物件を競売に掛けて貸付金を回収する仕組みを指します。

このサービスの最大の特徴は自宅に住みながら現金収入を得られることです。

リバースモーゲージは古くから、東京スター銀行で取り扱いをしていましたが、2013年にみずほ銀行がリバースモーゲージに参入、その後、メガバンクでは三菱UFJ銀行と三井住友銀行も参入するなど注目を浴びています。

 

リバースモーゲージ取り扱い銀行

・みずほ銀行
・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・りそな銀行
・三井住友信託銀行
・東京スター銀行
・北洋銀行
・七十七銀行
・北都銀行
・庄内銀行
・常陽銀行
・栃木銀行
・足利銀行
・群馬銀行
・東和銀行
・武蔵野銀行
・千葉銀行
・千葉興業銀行
・東京都民銀行
・東日本銀行
・神奈川銀行
・大光銀行
・京都銀行
・広島銀行
・西京銀行
・山口銀行
・福岡銀行
・西日本シティ銀行
・琉球銀行

 

金融業界でのリバースモーゲージの動き

住宅金融支援機構が2017年4月に発表した住宅ローンを扱う330の金融機関を対象とした「民間住宅ローンの貸出動向調査(2016 年度)」では金融機関が今後取り扱いを検討する住宅関連のローンとして57.0%の金融機関がリバースモーゲージを上げ最多となるなど、今後取り扱いを開始する金融機関が多くなりそうです。

 

みずほ銀行はリバースモーゲージ参入当初は戸建ての土地部分のみを担保の対象としていましたが、現在ではマンションも対象とするなどサービスも充実を見せています。